◎ 編 集 後 記 ◎
今号は石川教張光生の追悼号として、急遽、関係各聖の全面的な御協力を得て発刊に至りました。石川先生の余りに突然の御遷化は、どなたにとっても信じ難い出来事であったと思います。訃報が届いたのは丁度センターの定例会議の最中で、一瞬わが耳を疑いました。これから本格的に石川先生のお力を借りて活動を展開しようと考えていた矢先でした。個人的には、信行道場で石川康明著の現代語訳『日蓮聖人の手紙』を読んで以来、教化センターまた現宗研において、いつも教え導びいて下ったお方でした。その御恩に報いることなく先に逝かれてしまったことが残念でなりません。
その急逝によって空いた穴は、宗門にとっても予想以上に大きいと思います。宗内はもちろん、一般に向けて語りかけることのできる、日蓮宗の「顔」が失われたのです。
今回、急なお願いにも関わらず追悼文をお寄せ頂きました各上人、現宗研関係から中濃教篤上人、石川浩徳上人、久住謙是上人、中村潤一上人、古河良晧上人、管内から今成元昭上人、久古教保上人、望月康史上人、橘高智光上人には、お忙しい中を御執筆いただき、本当に有り難うございました。またセンターとしては、小高センター長と現代語訳回向文集を担当した互井上人が追悼文を書きました。それ以外にも発行日厳守のため、執筆を御快諾頂きながらお断りせざるを得なかった方が数名いらっしゃって、次号に掲載させていただければと予定しています。
また、密葬の日に参列なされていた中尾尭文先生が、「石川さんの業績を誰かがまとめないといけませんね」と語りかけて下さったので、教化センターで追悼号を出す予定をお伝えして、その場で著作目録の製作をお引き受け頂きました。その後、野口真澄上人を交えて一度だけ打合せをしただけで、短期間のうちに中尾先生と野口上人とで石川先生の全著作を調べ上げて、年譜抄と著作目録を作り上げて頂きました。この「石川教張先生 年譜抄・著作目録」は、小冊子にすると共に本誌に掲載させて頂きました。厚く御礼申し上げます。
また、歴代の東京西部教化センター長による鼎談「石川教張先生を偲ぶ」では、設立当時からの思い出を振り返って頂き、石川先生の偉業を語って頂きました。話しを伺うと、設立当時のセンターの熱気と既成の枠に囚われない活動の幅の広さがよく分り、本誌の前身ともいえる『教化の友』の編集の斬新さなど、教えられることが多くありました。あらためて現在の西部教化センターの活動が、石川先生はじめ古橋勝寛上、嶋田尭嗣上人、ならびにセンターに集った各上人の尽力の蓄積によって成り立っているのだと実感しました。
立教開宗七五〇年に「誓願」の.言葉を掲げた石川教張先生。その「誓願」は、釈尊−日蓮聖人−私たち門下を貫く仏国土実現への誓いであり、まことに立教開宗の聖日に相応しいテーマでした。しかし、宗門がその「誓願」の理念を実行する実働に入っているとは未だ言えないでしょう。「誓願」の実現へ向けての努力こそ、石川先生と繋がる遺された只一つの道だと今は思っています。
(光)
| 教化情報 第13号 |
| 発行日 | 2002年6月26日 |
| 発行数 | 1000部 |
| 発行人 | 小高 悠紀 |
| | 〒181-0002 東京都三鷹市牟礼 2-2-17(真福寺内) |
| | 電話 0422(43)8460 FAX 0422(48)2785 |
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| 発 行 | 日蓮宗東京西部教化センター(事務局) |
| | 〒192-0051 東京都八王子市元本郷町 1-1-9(善龍寺内) |
| | 電話 0426-22-4338 FAX 0426-27-7227 | |
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