日蓮宗 現代宗教研究所
Nichiren Buddhism Modern Religious Institute
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所報第35号:257頁〜 編集後記 ←前

編集後記
▼「現代宗教研究」第三五号をお届けします。
▼記念すべき「所報」第一号は昭和四二年(一九六七)に発行されました。おおよその内容を紹介しますと…
▼冒頭には「本尊論」が取り上げられ、本尊奉安の形式、その意義、問題点が話し合われました。また、当時直面していた創価学会について、宗勢調査を基とした教団の現状把握、他教団の動向などが調査・研究の対照に上げられています。いづれもいま現在問われている現実的な問題を取り上げていました。
▼基本的には二一世紀の現在においても、問題意識と研究・調査を積み上げて論じあうという方法論は変わりません。しかし、同じ論題であっても時代が異なるがゆえに、打ち出される指針は必然的に異なってきます。人はとかく一時の笑いに目を奪われがちですが、調査・研究ぬきには現代の問題を解明し、現場での教化には繋がらないという姿勢を、現宗研では当初から透徹してまいりました。
▼教化学研究集会で乙骨先生は、隣りにせまりくる創価学会の巧みな総体革命の現況を語られ、創価学会調査報告でもあるように、一方通行のプロパガンダに惑わされることなく、正しい情報をつかみ取る能力を我々が持たねばなならないことを示唆されました。
▼日蓮宗医療問題研究会では、五回を数えた「ビハーラ講座」について、その経緯とこれからの展望を、広まるビハーラ僧の活躍を、より多くの方に知ってもらうため、中間報告を掲載しました。
▼中央教研での石川先生のご講演は、西洋医学が東洋医学によって解明される点をあげられ、それ故に科学と宗教の接点を探りだせ、両者は共に発展していくことが望ましいとされました。また、部会別討議では、「宗教間対話」「IT革命」等が、主題にあげられ、帰着するところは、社会問題に対して日蓮宗ではどのように対応していけばよいかが討議されました。
▼事業報告に全国十教区十一ヶ所での教研会議の報告も毎年掲載しています。テーマによってその地方の問題意識が違います。今後の教研会議運営のためご参考にして頂ければ幸いです。(作田記)


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