日蓮宗 現代宗教研究所
Nichiren Buddhism Modern Religious Institute
| 所報第35号:246頁〜 |
平成12年度現代宗教研究所事業報告 |
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平成十二年度現代宗教研究所事業報告
1、教化研究会議
=cd=70b5第三三回中央教化研究会議
期 日 平成十二年九月六日(水)・七日(木)
会 場 清澄寺研修会館
宿 泊 清澄寺研修会館
参加人数 一三〇名
開催趣旨
@中央教化研究会議は、広く法華経教化について論議し、具体的方策を樹立することを目的に開催されます。
A中央教化研究会議は、各管区の教区教研運営委員を中心として、教区・管区での教化活動の現状を話し合い、お題目総弘通運動推進に係わる諸問題を検討致します。
B各部会での討議を通して、教学の現代化、教育問題、社会問題等に取り組み、問題の把握、解決、教材資料の作成をめざします。
C論談を通して、日蓮一門、地涌の菩薩としての意識をたかめます。
統一テーマ
「誓願」〜我らは今何をなすべきか〜
全 体 会
=cd=70b5特別講演
「宗教者に期待するもの」
石川達也(東京歯科大学学長)
=cd=70b6特集コーナー 清澄散策
部 会
第一現代教学部会
「立正安国と宗教観対話について」〜お題目をどう伝える〜
第二現代教化部会
「宗徒の信条」〜いかにして壇信徒を教化すべきか〜
「真のIT(情報技術)革命とは何か」〜顔の見えない情報社会の功罪を問う〜
第三現代教育部会
「師を考える」
第四現代社会問題部会
@「日蓮宗徒は現実の政治にいかに関わるか」〜日の丸・君が代/政教分離(自公問題)〜
Aゆらぐ「いのちの尊厳」
開催方式
@部会制により会議を行なう。
A参加者は、部会説明要旨・参考資料(「現代宗教研究」日蓮宗宗務院発行)などをもとに一部会を選ぶ。
B参加者は、会議資料・参考資料などをもとに準備をすすめる。
C会議において討議されたものは、教区教研会議の資料や今後の教化に役立てられるようにまとめる。
D各教区教研会議における成果の発表として、教区・管区並びに教化センターで作成された教箋等の教化資料を会期中展示室を設けて展示し、教化情報コーナーで宣伝する。尚、各寺院で発行のものは、各管区(教化センター)に委託して展示する。
日 程
第一日目 九月六日(水)
受 付 一二時〇〇分〜一三時〇〇分
開 会 式 一三時〇〇分〜一三時二〇分
特 別 講 演 一三時二〇分〜一五時二〇分
部会別討議 一五時二〇分〜一八時〇〇分
懇 親 会 一八時三〇分〜一九時〇〇分
入 浴 二〇時〇〇分〜二二時〇〇分
インターネットワークショップ 二〇時〇〇分〜二一時〇〇分
就 寝 二二時〇〇
第二日目 九月七日(木)
起 床 四時三〇分〜
暁 天 遙 拝 四時三〇分〜五時三〇分
朝 勤 五時三〇分〜六時三〇分
朝 食 六時三〇分〜七時〇〇分
特集コーナー 七時〇〇分〜八時〇〇分(清澄散策)
七時〇〇分〜(ビデオ清澄散策)
部会別討議 八時〇〇分〜一〇時三〇分
全 体 会 議 一〇時四〇分〜一一時四〇分
閉 会 式 一一時四〇分〜一二時〇〇分
解 散 一二時〇〇分
バ ス 出 発 一二時一五分
参 加 者
宗務所長より推挙委嘱された教区教研運営委員、或いは各部会に関心があり継続して取り組める管内教師。(管区二名)
※第一日目の特別講演は本宗教師を対象に公開。
=cd=70b6教区教化研究会議
十数区にて開催した。開催日時・テーマ次の通りである。
●第二〇回九州教区教化研究会議
六月二十二日 大分県別府市亀の井ホテルにて開催
テーマ「現代における宗教の役割とは」
影山教俊(現宗研主任)
第一分科会「これからの社会における新しい寺院機能について」
第二分科会「社会問題に関わる仏教ケアについて」
第三分科会「日常生活の中で仏教儀式のもたらすもの」
●第二四回中四国教区教化研究会議
七月四日・五日 広島県広島プリンスホテルにて開催
主題設定「立教開宗七五〇年誓願の実践に向けて」
研究主題「家族制度の崩壊しつつある現代社会において、これからの寺院と檀家のあり方について考える」
基調講演 大村英昭氏
●第二四回北海道教区教化研究会議
八月二四日 北海道旭川市ニュー北海ホテルにて開催
テーマ「臓器移植を考える」
基調講演「臓器移植の現状と私見」
柴田寛彦(日蓮宗医療問題研究会)
●第二九回近畿教区教化研究会議
十月五日 滋賀県県立県民交流センターにて開催
統一テーマ「お題目総弘通運動を推進しよう」
テーマ「お題目をいかに説明するか」
基調講演「お題目とは!」
庵谷行亨(立正大学教授)
分科会 テーマ1 壇信徒層に対して
テーマ2 異信徒層に対して
テーマ3 無関心層に対して
●第二四回中部教区教化研究会議
十月三十日 長野県松本市文化会館にて開催
テーマ「いかに青少年を教化するか」
基調講演「青少年問題と教化」
影山教俊(現宗研主任)
分科会プレゼンテーション
第一分科会「青少年問題と教化」
第二分科会「政治と宗教」
中島光民(山梨県金竜寺住職)
第三分科会「インターネット布教の研究」
小倉孝昭(現宗研嘱託)
●第一九回東北教区教化研究会議
十一月十四日・十五日日 山形県米沢市ホテルキャッスルにて開催
テーマ「青少年問題といのちを考える」
菅野啓淳(東京都浄延院住職)
●第十七回北陸教区教化研究会議
十一月十七日 福井県武生市商工会館会議所会館似て開催
基調講演「今後の宗教を考える〜新宗教・新新宗教、そしてIT革命の時代」
広橋 隆(新宗教新聞社編集長)
第一部会 新潟ブロック「北陸教区の環境保護活動」
第二部会 富山・石川ブロック「日蓮宗は生き残れるか〜寺院にとって檀家はいらない」コーディネーター神 仁(全国青年教化協議会)
●第二五回京浜教区教化研究会議
十一月二九日 神奈川県横須賀市大明寺客殿にて開催
テーマ「新新宗教(カルト)教団への対応策」
|その予防教化を考える|
基調講演「新新宗教(カルト)教団と闘う現場報告」
楠山泰道(神奈川二部社教会会長)
パネルディスカッション
「若者はなぜ新新宗教に引かれていくのか」
〈新新宗教(カルト)教団への対応を考える〉
パネラー 楠山泰道・影山教俊(現宗研主任)
コーディネーター 丸山邦雄・松脇行真
●第二五回山静教区教化研究会議
平成十三年二月二三日 静岡県三島市ブケ東海にて開催
テーマ「青少年問題と教化」
|その対応と教化方法をさぐる|
基調講演「現代社会に於ける宗教の役割とは」
|崩壊する家族に対し何ができるかを探る|影山教俊(現宗研主任)
●第十八回千葉県四管区教化研究会議
平成十三年三月十三日 千葉県習志野市ザ・クレストホテルにて開催
テーマ「いのり」|いのちの尊厳|
2、研究・調査活動
=cd=70b5新宗教研究・伝道教団研究の各プロジェクトにおいて、それぞれ調査・研究を進めた。
●新宗教研究プロジェクト(中濃教篤顧問、伊藤立教・貫名英舜・早坂鳳城嘱託、中井本秀研究員、楠山泰道)
日蓮正宗の講組織から派生する新興団体の研究と資料の収集と報告書を作成した。
平成十二年十月十日・十一日、十二月十一日・十二日、北海道札幌市で、創価学会調査を行った。
●日蓮宗医療問題研究会(蟹江一肇顧問、柴田寛彦・奥田正叡・古河良晧・山口祐光・渡辺公容各嘱託、今田忠彰)
平成十三年二月二一日・二二日・二三日、千葉県清澄寺研修会館に於いて、平成十二年度ビハーラ講座を開催した。
●青少年問題調査プロジェクト(竜沢泰孝嘱託、小澤惠修・灘上智生各研究員)
いじめ問題の資料収集と今後の調査研究のあり方について話し合った。
●デジタルプロジェクト(小倉孝昭・岩本泰観嘱託、遠藤了暉研究員、成田東吾・酒巻寛友)
L研究講座・教化学研究集会・研究懇談会を開催した。
●二月十八日、第三四回教化学研究集会を愛知県名古屋市、名古屋クラウンホテルにて開催した。
「自自公政権をあやつる創価学会」
乙骨正生(フリージャーナリスト)
●三月三十日、公開講座教団研究セミナーを東京都新宿区常圓寺にて開催した。
「日本仏教と儒教」
加地伸行(大阪大学名誉教授)
●五月二四日、第一回教化学研究発表大会を東京都
新宿区常圓寺にて開催した。
「〈お題目差し止め事件〉を考える」
梅森寛誠(現宗研嘱託)
「インターネットにおける布教法」
遠藤了暉(現宗研研究員)
「歴史に学ぶべき教化の現場」
伊藤立教(現宗研嘱託)
「法華和讃で結ばれた輪」大森ゆきゑ
「信行会におけるボランティア活動による檀信徒教化」奥田正叡(現宗研嘱託)
「未信徒教化について」内山智洋
「修行による変性意識状態の誘導の比較について」影山教俊(現宗研主任)
「ボールは投げられた。どう対応するか|一念三千と西洋哲学の邂逅|」河村孝照
「永遠の生命の感触」 龍澤泰孝(現宗研嘱託)
「〈中流層〉の終わりと伝統仏教」
貫名英舜(現宗研嘱託)
「宗門の子弟教育をめぐる諸問題」浜島典彦
「六巻抄の構造と問題点|三重秘伝抄を通て|」
早坂鳳城(現宗研嘱託)
「海外布教と宗門体制」酒巻寛友
「宮沢賢治の『法華経』表現」
三原正資(現宗研嘱託)
特別講演
「世紀末転換期の宗教家|カルトとマインド・コントロールを反面教師として|」
小田 晋(筑波大学名誉教授)
=cd=70b8研究発表
第五三回日蓮宗教学発表大会にて研究発表を行った。
「仏教教団ではどの様に癒しを行っていたか|律蔵経典群から読みとれる疾病誌につて|」
影山教俊(現宗研主任)
「近世信濃国における日蓮教団の展開|信濃国の不受不施について|」作田光照(現宗研所員)
「法華経と宮沢賢治の『春と修羅』(2)」
三原正資(現宗研嘱託)
N研究例会
●本年度は公開講座を開催し、研究例会を兼ねる。
第1回公開講座 七月二六日
黒川 顕(日本医科大学玉永山病院救急救命センター長)
第2回公開講座 九月二九日
「修行に伴う生理機能の変化|皮膚の分極前電流値による身体機能の測定|」
塚田伸吾(防衛医科大第一生理学研究室)
第3回公開講座 十月三一日
「中国の宗教事情|道教の場合|」
池上正治(翻訳家)
3、出版・資料収集
=cd=70b5「現代宗教研究」第三五号を編集し、全教師に配付した。
=cd=70b6教団史研究資料の一つとして、各種資料より「平成十一年日蓮宗年表」を作成し、配付した。
L新宗教プロジェクト会議報告を小冊子とし、全教師に配布した。
◎伝道教団プロジェクト実施した佐渡調査の小冊子を作成、配布した。
◎第一回教化学研究発表大会の発表をまとめ、小冊子を作成し配布した。
◎新宗教プロジェクトで、顕正会の小冊子を作成し配布した。
=cd=70b8新宗教関係資料を収集し、保管した。
N各種伝道教化に関する資料を収集し、保管した。
=cd=70ba伝道・教化・研究に必要な図書を購入した。
P今年度購入・寄贈図書のコンピュータ管理のための蔵書整理とデータ作成を行った。
Q布教・教化・伝道に関するビデオを購入し、保管した。
4、研究交流・会議
=cd=70b5四月二六日、第十五回「教化センター連絡会議」を開催した。会議では、各センター発行の布教・教化・伝道資料の交換が行われるとともにセンター運営に関する問題点と各センター間の交流推進について話し合われた。
=cd=70b6五月十日、日蓮宗池上本門寺朗峰会館で、日蓮宗現代宗教研究所主催による「第二十回各宗研究機関交流会」を開催した。今回は、「宗教の危機(自公問題)〜各宗派での新宗教対策につてい〜」をテーマに各教団の取り組み方や基本姿勢などを発表し、意見交換を行い、各教団の掲げる教化の方策が現代社会に本当に応えているかまた、その成果をもたらしているかについて具体的な話し合いが行われた。また、各教団・研究所発行の関係資料を交換し研究交流を深めた。
L顧問会議・嘱託会議・研究員会議を開催し、研究所並びに研究のあり方などについて討議し、内容の充実に努めた。
=cd=70b8教区・管区主催の各種研究会議・研究会などに出席した。
平成十三年度現代宗教研究所事業計画案
1、教化研究会議
=cd=70b5第三四回中央教化研究会議
●期日九月上旬一泊二日
●会場未定
●管区教研運営委員参加
●四部会制で運営。教務部・現宗研スタッフにて運営会議を開き、内容を協議し企画・運営などの要綱を決定する。会議資料を作成する。
=cd=70b6教区教化研究会議の開催運営
●十教区十一箇所にての開催運営。
●中央教研との関連を踏まえ、各教区・管区で教学の現代化に関連するテーマを企画し、日常現場での教化の充実を図る。
●管区運営委員と協議し、地域の独自性を加味し、企画・準備・運営に取り組む。
2、研究部門
=cd=70b5日蓮教学の現代化。中央教研の部会や現代教学研究プロジェクトの成果を踏まえて研究員を中心に「日蓮教学を現代にどのように説くか」について研究を行う。
=cd=70b6教化学研究。教化学研究集会を開催し、教化のあり方、現代教化の方策を研究しまとめる。また研究発表を通じ、中央教研と教区教研との意思の疎通をはかる。
L日蓮主義研究。法華経・日蓮聖人研究セミナーを開催し、現代の諸問題と教学・教化について研究をすすめる。
=cd=70b8研究例会。教化学を共通研究課題とし、研究員各自のテーマをそれぞれの立脚点として、研究を継続し、成果を発表する。
N新宗教研究。法華系新興教団を中心に、新しい時勢に応じた研究を行う。
=cd=70ba教団史研究会。明治以降の近代日蓮教団史を中心として、他教団との関わりについて研究する。
P中央教研部会別研究。日蓮宗医療問題研究会では、「日蓮宗ビハーラ講座」を開催する。その他、中央教研での部会別研究プロジェクトを発足し、年間を通して継続して研究をすすめる。
Q青少年問題調査プロジェクトでは、いじめの問題などの資料収集と現況報告書の作成を行う。
Rデジタルプロジェクトでは、現宗研のホームページを作成し、新たな布教伝道方法を研究する。
=cd=70be「仏教各宗教化関係研究機関連絡協議会」の参加。
3、調査部門
=cd=70b5新宗教プロジェクトでは、創価学会などの新宗教・新新宗教の調査を行い、成果をまとめる。
4、資料部門
=cd=70b5日蓮宗教化センターの設置を目指すとともに、各地域教化センターとの連絡会議を開き、教化研究・布教資料などの交換を図り、収集に努める。
=cd=70b6図書を購入し、コンピュータにより蔵書を管理する。
L布教・教化・伝道等に関するビデオの購入・保管。
=cd=70b8各種教化資料を収集し、保管する。
N日蓮正宗、創価学会などをはじめ法華系教団に関する資料を収集し、保管する。
=cd=70ba「現代宗教研究」第三六号の発行。
P平成十二年日蓮宗年表の発行。
Q教化シリーズの発行。
5、会議
=cd=70b5地域教化センター連絡会議を開催し、各教化センター間の交流、情報交換などを行う。
=cd=70b6「『教区教化研究会議』連絡会議」を開催し、各教区の教研運営委員とともに各教区教研間の協力と調整を図り、一層の充実を目指す。
L顧問会議・嘱託会議・研究員会議の開催。
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