日蓮宗 現代宗教研究所
Nichiren Buddhism Modern Religious Institute
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所報第34号:299頁〜 平成11年度現代宗教研究所事業報告 ←前次→


 平成一一年度現代宗教研究所事業報告
1、教化研究会議
 (1)第三二回中央教化研究会議
  期  日 平成一一年九月七日(火)・八日(水)
  会  場 清澄寺研修会館
  宿  泊 清澄寺研修会館
  参加人数 一二五名
  開催趣旨
   @中央教化研究会議は、広く法華経教化について論議し、具体的方策を樹立することを目的に開催されます。
   A中央教化研究会議は、各管区の教区教研運営委員を中心として、教区・管区での教化活動の現状を話し合い、お題目総弘通運動推進に係わる諸問題を検討致します。
   B各部会での討議を通して、教学の現代化、教育
    問題、社会問題等に取り組み、問題の把握、解決、教材資料の作成をめざします。
   C論談を通して、日蓮一門、地涌の菩薩としての意識をたかめます。
  統一テーマ
  「誓願」〜立正安国と環境問題〜
  全 体 会
   (1)基調講演
    「環境問題の解決には学問が必要」
     −環境問題とは何か、してはならないことは何か、するべきことは何か−
槌田 敦(名城大学商学部教授)
   (2)基調報告
    「立正安国を目指して取り組む環境問題」
新間智照(現宗研顧問)
   (3)特集コーナー
    「日蓮聖人立教開宗の地・清澄寺虚空蔵菩薩と妙見尊」石川修道(現宗研研究員)
  部  会
   第一現代教学部会
    第一日「立正安国論に学ぶ環境問題」
    第二日「一念三千の教えから環境問題を見る」
   第二現代教化部会
    「立正安国と環境問題」
   第三現代教育部会
    @「自然環境への意識づくり」
    A「女性教師を取り巻く諸問題」
   第四現代社会問題部会
    「現代の難問に我々はどう答えるか」
    @「環境教学へのアプローチ」
    A「脳死臓器移植問題再興」
  開催方式
   @部会制により会議を行なう。
   A参加者は、事前に送付された会議資料・参考資料などをもとに一部会を選ぶ。
   B参加者は、会議資料・参考資料などをもとに準備をすすめる。
   C会議において討議されたものは、教区教研会議の資料や今後の教化に役立てられるようにまとめる。
   D各教区教研会議における成果の発表として、教区・管区並びに教化センターで作成された教箋等の教化資料を会期中展示室を設けて展示し、教化情報コーナーで宣伝する。尚、各寺院で発行のものは、各管区(教化センター)に委託して展示する。
  日 程
   第一日目 九月七日(火)
    受   付 一二時〇〇分〜一三時〇〇分
    開 会 式 一三時〇〇分〜一三時二〇分
    基 調 講 演 一三時二〇分〜一五時二〇分
    基 調 報 告 一五時二〇分〜一五時五〇分
    部会別討議 一六時〇〇分〜一八時三〇分
    懇 親 会 一九時〇〇分〜二〇時〇〇分
    入   浴 二〇時〇〇分〜二二時〇〇分
   第二日目 九月八日(水)
    起   床 四時〇〇分〜
    暁 天 遙 拝 四時三〇分〜五時三〇分
    朝   勤 五時三〇分〜六時三〇分
    朝   食 七時〇〇分〜七時三〇分
    特集コーナー 七時二〇分〜八時〇〇分
    部会別討議 八時〇〇分〜一〇時三〇分
    全 体 会 議 一〇時四〇分〜一一時二〇分
    閉 会 式 一一時二〇分〜一一時三〇分
    解   散 一一時三〇分
    バ ス 出 発 一一時四〇分
  参加者
    宗務所長より推挙委嘱された教区教研運営委員、或いは各部会に関心があり継続して取り組める管内教師。(管区二名)
    ※第一日目の基調講演は本宗教師を対象に公開。
 (2)教区教化研究会議
  十数区にて開催した。開催日時・テーマ次の通りである。
  ●第二三回中四国教区教化研究会議
   六月二九日・三〇日 香川県丸亀市オークラホテル丸亀にて開催
   統一テーマ「立正安国の誓願と実践」
   テーマ「高齢化社会における老いの問題について」蟹江一肇(日蓮宗医療問題研究会)
  ●第一九回九州教区教化研究会議
   七月五日・六日 長崎県長崎市ホテルニュー長崎にて開催
   テーマ「近未来伝道の指針」
   第一分科会「情報化時代の布教」
   第二分科会「立教開宗八〇〇構想」
  ●第二三回北海道教区教化研究会議
   八月二五日 北海道札幌市経王寺にて開催
   テーマ「現在の葬儀の現状と将来の考察」
   「葬儀に対する各宗派の対策思考を分析する」
石川浩徳(現宗研所長)
   「現在の葬儀の現状と将来の考察」
影山教俊(現宗研主任)
  ●第二九回近畿教区教化研究会議
   一〇月五日 和歌山県和歌山市JA和歌山ビルにて開催
   統一テーマ「お題目総弘通運動を推進しよう」
   テーマ「創価学会を折伏する〜その三 二大テーマに最終決定を!〜」
   ビデオ「小樽問答再現」
   講 演「日蓮本仏論を論破する」
      「雑乱勧請(別勧請)批判に答えて」
小野文
  ●第一六回北陸教区教化研究会議
   一一月一六日 新潟県金沢市観光会館にて開催
   講 演「カルトの魅力と恐怖−オウム集団を題材に」滝本太郎(弁護士)
   第一分科会 社会問題部会(富山ブロック)
   「ボランティアのあり方−あなたは何ができますか?」発題者 綿谷即俊
   第二寺分科会 寺院護持問題部会(新潟ブロック)
   「お寺の護持を考える」発題者 生川義淳
    第一部「寺院修徒として問題提起」
    第二部「新潟市仏教会宗派理事代行として問題提起」
  ●第一八回東北教区教化研究会議
   一一月一八日・一九日日 福島県郡山市ホテル西小野屋にて開催
   テーマ「〜現代における菩薩行〜ビハーラ活動を考える」
古河良晧(日蓮宗医療問題研究会)
  ●第二三回中部教区教化研究会議
   一一月二五日 三重県四日市市本町プラザにて開催
   テーマ「誓願−今求められる菩薩行」
   講 演「ビハーラ活動について」
蟹江一肇(日蓮宗医療問題研究会)
   分科会
   第一分科会「葬儀・戒名−今臨終正念を問う」
   第二分科会「ビハーラ活動を考える」
   第三分科会「情報機器の活用」
  ●第一七回千葉県教化研究会議
   一二月六日 安房郡ニュー小湊ホテルにて開催
   テーマ「法器養成と信行道場のあり方について」
   講 演「環境問題」  柴田寛彦(現宗研嘱託)
  ●第二四回京浜教区教化研究会議
   平成一二年二月一七日 谷中瑞輪寺にて開催
   テーマ「今、創価学会を問う−二一世紀に向けて警鐘を鳴らす−」
   講 演一「分裂後の状況と政治的戦略」
乙骨正生(ジャーナリスト)
   講 演二「学会教学への教学的批判」
中濃教篤(元現宗研所長)
   パネルディスカッション
  ●第二四回山静教区教化研究会議
   平成一二年二月二一日 身延町富士川クラフトパークにて開催
   テーマ「新時代における心の豊かさを考える−青少年はなぜ新しい宗教に魅力を感ずるのだろうか?−」
   発表者「ドイツ人の目から見たオウム真理教について」望月海慧(身延山大学講師)
   講演「私にとっての既成宗教と新興宗教」
木田献一(山梨英和短期大学長)
   パネルディスカッション
  ●第八回北関東教化研究会議
   平成一二年二月二三日・二四日 水戸市三の丸ホテルにて開催
   テーマ「今、お寺に求められているもの」
       〜教師の布施行につてい〜
   講 演「日蓮宗の布施行」
小野文(藤岡市天竜寺住職)
   講 演「布施行と社会活動」 
古河良皓(目黒区常圓寺住職)
2、研究・調査活動
 (1)新宗教研究・伝道教団研究の各プロジェクトにおいて、それぞれ調査・研究を進めた。
  ●新宗教研究プロジェクト(中濃教篤顧問、伊藤立教嘱託、石川修道・貫名英舜・影山教俊・中井本秀・各研究員、楠山泰道)
    日蓮正宗の講組織から派生する新興団体の研究と資料の収集と報告書を作成した。
  ●伝道教団プロジェクト(井本学雄・久住謙是各顧問、伊藤立教・宮淵泰存・奥田正叡・岩本泰寛各嘱託、石川修道・岩渕真永・中井本秀・馬渡竜彦各研究員)
    本宗の伝道組織を歴史を踏まえて研究し、教団の活性化を計るために行った佐渡島の調査の報告書作成の作業に取り組んだ。
 (2)中央教研部会別研究
  ●日蓮宗医療問題研究会(蟹江一肇顧問、柴田寛彦・奥田正叡・古河良晧・山口祐光・渡辺公容各嘱託、今田忠彰)
   平成一二年二月二一日・二二日・二三日、池上本門寺朗峰会館に於いて、平成十一年度ビハーラ講座を開催した。
  ●青少年問題調査研究会(竜沢泰孝嘱託、小澤惠修・灘上智生各研究員)
   いじめ問題の資料収集と今後の調査研究のあり方について話し合った。
 (3)研究講座・教化学研究集会・研究懇談会を開催した。
  ●二月二四日、第三二回教化学研究集会を静岡県沼津市ブケ東海にて開催した。
   「顕正会とは何か」
    「顕正会の概要、沿革と教義」
早坂鳳城(現宗研主任)
    「顕正会の勧誘活動と実体」
      楠山泰道(立正福祉会全国家庭児童相談室連絡協議会事務局長)
    「我々はどのように対処するか」
貫名英舜(現宗研研究員)
  ●三月三〇日、公開講座教団研究セミナーを東京都新宿区常圓寺にて開催した。
   「戦後日本の社会変動と宗教」
望月哲也(立正大学文学部教授)
  ●五月二五日、第三十三回教化学研究集会を東京都
   新宿区常圓寺にて開催した。
   「地球環境の再生と仏教の役割」
    福岡克也(農学博士・立正大学経済学部教授)
 (4)研究発表
  第五二回日蓮宗教学発表大会にて研究発表を行った。
  「律蔵経典群に見える仏教医学について」
影山教俊(現宗研主任)
  「龍の口法難における日蓮聖人の方人考−大学三郎について−」石川修道(現宗研研究員)
  「近世信濃国における日蓮教団の展開」
作田光照(現宗研所員)
  「法華経と宮沢賢治の『春と修羅』」
三原正資(現宗研嘱託)
  「現代における「信」と「学」と「化」の三極構造への検索〜その4〜」小澤惠修(現宗研研究員)
 (5)研究例会
  ●研究員が各自のテーマに沿って研究・調査を行い、その成果を日蓮宗教学発表大会にて研究発表をするために、前項の各研究員がその研究の一部を発表し、研究の一助とした。
  ●前項以外に研究発表を行った研究員の発表テーマと発表者は、以下の通りである。
  「日弁連『判断基準』について」貫名英舜
  「中世初期南都における戒律復興の研究」
蓑輪顕量
  「東洋的行法の科学的研究方法について
   −修行と修法の評価法−」影山教俊
  「台密を垣間見て」松脇行眞
  「インターネットへの各宗の取り組み」遠藤了暉
3、出版・資料収集
 (1)「現代宗教研究」第三四号を編集し、全教師に配付した。
 (2)教団史研究資料の一つとして、各種資料より「平成一〇年日蓮宗年表」を作成し、配付した。
 (3)新宗教関係資料を収集し、保管した。
 (4)各種伝道教化に関する資料を収集し、保管した。
 (5)伝道・教化・研究に必要な図書を購入した。
 (6)今年度購入・寄贈図書のコンピュータ管理のための蔵書整理とデータ作成を行った。
 (7)布教・教化・伝道に関するビデオを購入し、保管した。
4、研究交流・会議
 (1)六月二八日、第一四回「教化センター連絡会議」を開催した。会議では、各センター発行の布教・教化・伝道資料の交換が行われるとともにセンター運営に関する問題点と各センター間の交流推進について話し合われた。
 (2)六月二八日、浄土宗増上寺新会館で、浄土宗総合研究所主催による「第一九回各宗研究機関交流会」に参加した。今回は、「僧侶と僧侶養成について考える」をテーマに各教団の取り組み方や基本姿勢などを発表し、「いかに応えるか」について意見交換を行い、各教団の掲げる教化の方策が現代社会に本当に応えているかまた、その成果をもたらしているかについて具体的な話し合いが行われた。また、各教団・研究所発行の関係資料を交換し研究交流を深めた。
 (3)顧問会議・嘱託会議・研究員会議を開催し、研究所並びに研究のあり方などについて討議し、内容の充実に努めた。
 (4)教区・管区主催の各種研究会議・研究会などに出席した。


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