日蓮宗 現代宗教研究所
Nichiren Buddhism Modern Religious Institute
編集後記
▼バブル崩壊の影響は大きい。社会からかけ離れた政界への不信は高まり、景気回復は一向にその姿を見せない。そんな中、アメリカでは「国民忘れた政治を改革」と四十六歳の大統領が、日本では民間からの平成プリンセスがそれぞれ誕生し、新しい時代への国民の期待は大きい。
大衆ニーズを切って捨てた「きれい事の宗教」が、何処まで民衆を救えるのか?という教団研究セミナーでの大村英昭師の指摘は、こうした社会情勢から考えても我々への大きな警告となった。
▼研究ノートにおける三原師の継続した優陀那教学の研究、影山師による唱題行の科学的裏付けは、現代人を教化する上で必要不可欠であり、このような研究は今後多く望まれるところであろう。 (竹岡記)
▼教化学研究の石川先生は、わかりづらい法華経を法華七喩の代わりに物理学、脳科学、心理学の学説を用いて科学的な分野から現代風に説明をされています。そして、便利さと豊かさばかりを追い求めている我々に、どの角度からみても「本物は凄いんだ」ということを証明してくださいました。
▼立正佼成会の梅津先生は、体験プログラムを通して教化の方法を具体的に述べられています。そして、自分自身の体験をふまえ信じあう仲間に支えられて「自ら」が目覚めていくことの大切さを示してくださいました。 (稲葉記)
▼中央教化研究会議が今回で二十五回目を数えました。特別講演に衆議院議員の塚本三郎氏を迎え、ご自分のこれまでの法華経信仰の姿と日蓮宗に期待することについてお話を頂戴し、塚本氏のあたたかくそして厳しい法華経信仰の姿勢を伺うことができました。
▼松澤先生は、宗教とは精神が真に研ぎ澄まされていくようなスリリングなものでなければならないと言い、新宗教の分析と既成宗教の欠けている点を明確にされた。
▼御講演をいただいた諸先生、御執筆を賜わりました各聖に心より御礼申し上げます。 (木村記)
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