| 1、 |
国家(政府)が、「追悼・平和祈念のための記念碑等施設」を設置することに貴教団は賛成か、反対か、それとも不必要か。その理由。
|
| 答) |
既に無宗教色の施設として国立の千鳥が淵墓苑があるから、国家が、追悼・平和祈念の記念碑を別に建てる必要はない。
この千鳥が淵墓苑を、戦争の犠牲者となったすべての霊を祀る場所として整備し充実させればよい。ただし特定の宗教、団体等に直接関係する施設にしてはならない。また、国家護持はあくまで経済援助にとどめること。第二の靖国神社にしてはならない。
外国の要人の参拝する所として靖国神社はふさわしくないから、別に参拝できる施設や記念碑を建てるというのは、本末転倒である。
|
| 2、 |
仮に新追悼平和祈念施設(碑)が完成したならば、どのような形態が望ましいか。
|
| 答) |
靖国神社は一宗教法人である。したがってそれを、国費をつかって護持したり、そこに国務大臣が公式参拝することは、憲法の信教の自由政教分離の原則に違反する行為であるのは言うまでもない。
軍国主義の復活に結びついたり、英霊をたたえるための記念碑(施設)はいらない。千烏が淵に既設されている墓苑そのものを改修整備することで十分である。
仮に建立するとすれば、怨親平等の仏教の理念にもとづき、軍人とか民間人とかの区別はせず、戦争犠牲者として追悼慰霊供養し、永久に戦争を起こさない誓いを立てる記念碑乃至墓苑とする。
|
| 3、 |
自由意見
|
| |
追悼・平和祈念は国家の要請で行うものではない。日蓮宗は、千鳥が淵墓苑ができた当初より、宗門として毎年8月15日に欠かさず法要を行ってきた。それは本宗が、太平洋戦争の犠牲者の霊の追悼慰霊と、戦時中に軍国主義に加担した反省を踏まえ、戦後すすめてきた世界立正平和の理念を運動として推進し実行しているものである。平和主義者たる仏陀の教えをいただく宗門として、不戦の誓いを新たにし世界の平和を祈る法要は、今後も続けていく方針である。
|