日蓮宗 現代宗教研究所
Nichiren Buddhism Modern Religious Institute
HOME > 目次 > 宗報より > 平成16年度10月
宗報 平成16年度10月号 第199号 改訂 第31号

〈現宗研からのお知らせ〉
映画 『熊笹の遺言』 を上映します
(第5回日蓮宗教化学研究発表大会)
 
 宗報8月号で既報の通り、来る11月10日(水)午前10時から午後4時まで、教化学研究発表大会を開催します。
 日程の概要は、次の通りです。

10:00 受 付
10:30 開会式
10:45 発表(発表15分間、質疑応答5分間)
 10:45 灘上智生師「寺庭婦人の抱える諸問題と将来への展望」
 11:05 石川修道師「日蓮聖人伝承における外護集団一考察」
 11:25 石原顕正師「救援の思想を考える―被災地阪神の人々との10年を振り返って―」
 11:45 影山教俊師「法器養成について―布教教化の機能的側面より模索する―」
 12:05 小野文師「アジア仏教徒との協同社会事業について」
12:25 昼食
 13:00 伊藤美妙師「宗門に男女共同参画推進センターの設立を」
 13:20 服部即明師「不軽菩薩の行を実践しよう」
 13:40 三谷詳師「食と学への展望」
 14:00 馬島浄圭師「ビルマ軍政下政治と向きあう仏教者たち」
 14:20 木村勝行師「日蓮聖人の出家の動機の省察―史的日蓮伝―」
14:40 休憩
15:00 特別発表(1時間)
町田栄作氏「お坊さんは映画『熊笹の遺言』を是非見てください」
16:00 閉会式
16:15 終了

 特別発表は町田氏が紹介して、映画『熊笹の遺言』を上映します。この映画は、全国ハンセン病療養所入所者協議会が推薦する、今田哲史(28)監督、日本映画学校制作・著作のドキュメンタリー作品です。
 群馬県草津町にある国立ハンセン病療養所「栗生(くりう)楽泉園」には、今も250人以上の入所者が暮らしています。ハンセン病違憲国家賠償請求訴訟を勝訴に導いた谺(こだま)雄二さん(70)、故郷金沢を離れてこの地に来た盲目の浅井あいさん(82)、筆を握る指がなく、視力もほとんどないが、50年前から絵画を続けている鈴木時治さん(76)が、裁判の勝訴から約1年、長い隔離生活の後にどのように社会と向き合っていくのかを、淡々と描いています。「三人三様の生きることへの渇望、社会と誠実に向き合う姿を見て欲しい」と、今田監督は話しています。映画の公開直前に鈴木さんは亡くなり、浅井さんは撮影終了後痴呆症となってしまいました。
 強制隔離、家族と故郷からの断絶、社会からの差別。人間回復を訴えつづけた元患者たちが過去を振り返り、今を語る構成で、家族や故郷への愛情を切々とつづっています。
 偏見と差別の生んだ不幸を二度と繰り返してはいけません。この自戒のためにも、お坊さんに是非この映画を見て欲しい、そして偏見と差別のない社会をつくる先頭に立って欲しい、と町田さんは訴えています。

 この大会の聴講も、歓迎します。日蓮宗現代宗教研究所(直通電話03−5700−5451)へご一報ください。昼食をご用意します。
このページのトップへ▲

Copyright (c)2001-2006 Nichiren Buddhism Modern Religious Institute. All Rights Reserved.