日蓮宗 現代宗教研究所
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歎徳文(第一会)

歎徳文(第一会)
 宗祖日蓮大聖人は仏の滅後、二千百七十一年、妙日妙蓮尊儀を宿習の耶嬢(やじょう)として生を亨け、了角(りょうかく)十二の御年、清澄寺に登りては、道善御房の会下に入り、浄顕・義浄両法師に就きて学問し、天資愈々秀発す。
 宗祖大聖人、幼少の頃より仏法を学びしが、大虚空蔵菩薩に願を立て、日本第一の智者となし給へ、と誓願を捧げられ、爾来、慧眼とみに開き、長じては、東請南詢寧日なく、諸宗兼学、求道を累(かさ)ね、遂にただ法華経ばかり教主釈尊の正言なるを感得せり。
 干時(ときに)、建長五年四月二十八目、千光山旭ヶ森に瞠々の旭日を拝し、玄題を唱え、我れ日本の柱とならむ、我れ日本の眼日とならむ、我れ日本の大船とならむ等と、大誓願を表明せらる。
 蓋(けだ)し日本国の中に南無妙法蓮華経と唱うるは、日蓮大聖人但(ただ)一人と雖も、斯廼(これすなわち)須弥山の一塵、大海の一露の始めなり。
 宗門今日正しく立教開宗七百五十年の聖辰に値遇し奉る。誠是(まことこれ)、優曇華の開くに値えるが如し。歓喜信楽(かんきしんぎょう)、如何にか比せん。
 当に知るべし、吾祖、塔中の付嘱を受けて此地に応現し給うや、双親は恩愛を灌(そそ)ぎ、恩師は慈愍を加え、法兄は傳育に努め、菩薩は智慧の宝珠を授く、之に依って行学二道に精進し末法救護の大教を建立せしむ。
 然れば、爰に立教開宗会の慶典を修するに方り、係る慈恩を念ひて、恩山徳海の塵滴に擬し奉り、鳩むる所の功徳を以て、普く法界に回向し、四表の静謐を祈らん。
道善阿闇梨、妙日妙蓮両尊儀、浄顕義浄両尊者、大慈大悲御報恩謝徳。
南無十方三世一切諸仏世尊菩薩摩訶薩平等大慧一乗妙法蓮華経
    維 時  平成十四年四月二十七日
                                     稽首和南

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